起業のきっかけや店主の経歴
自分のワクワクで人の役に立つ喜び。
私がバルーンに興味を持つようになったのは、高校生の時、友人がテレビドラマを見て、「バルーンアート」という職業があるよと教えてくれたのがきっかけです。
その当時わたしは、雑貨や小物、インテリアに興味があり、将来雑貨屋になりたいと思っていました。「雑貨屋にバルーンとか置いても喜ばれそう」とひとり妄想を楽しんでいました。
高校卒業時には、雑貨よりバルーンへの興味が増えていました。もっとバルーンの魅力を知りたいという想いのみで、知識も伝手もない状況で東京に上京し、バルーンデコレーターのアルバイトを始めました。
エミリーズバルーン、バルーンエンジン、BuddyDoor、PURE BALLOONなど色んな職場でバルーンの制作に携わることが出来ました。そして、色々な人と出会い、輪が広がっていくのが今思えば貴重な体験でした。
東京のでの生活は、バルーンのフワフワした魅力に包まれ、とても楽しい時間でした。
その後、色々な状況が重なって、ニューヨークに行ったり、その後石川県に戻ったりふわふわと・・・。1年程バルーンの仕事をしていましたが、バルーンのみで生計を立てていくのは、当時の私の実力的では難しく、少しずつバルーンの仕事から離れていきました。
雑貨から家具、インテリアに興味が移り、デザインの専門学校に入学しました。
卒業後、建築関係の仕事に就きましたが、「この仕事が自分の生涯の仕事としてどうか?」と悩むようになり、モヤモヤした時期を過ごしていました。
ある時、友人が出産し、御祝いを何にしようか悩んでいるときふと、「バルーンを作って御祝プレゼントにしよう」と思い立ち、その時できる知識で精一杯作ってプレゼントしました。
友人はとても喜んでくれて、それを聞いた別の友人から自分の子どもたちにバルーンを使ってサプライズしたいと相談がきました。
どうしたら子どもたちを驚かすことができるのか、喜んでもらうためにどんなバルーンにしようか、友人と話しているうちに、自分もワクワクと幸せな気持ちなったことを今でも覚えています。
「自分が持つバルーンの知識が、人の役に立ったり人を幸せにできるって嬉しい!」
そんな時に偶然、バルーンショップのオーナー募集の広告を見つけました。
前オーナーがバルーンショップを閉めることにし、誰かにお店を引き継ぎたいとのことでした。
バルーンに対する経験もブランクがありましたし、定職を辞めて自分が経営者になってやっていけるのかどうか?と不安も多くかなり悩みましたが、周囲の応援やサポートにも恵まれ、人生一度きりと思い転職に踏み切りました。
転職を繰り返しながら人生経験を色々重ねていくうちに、自分が何をしたいか?より何ができるか?
人に喜んでもらったり、誰かの役に立てた時の方が自分が嬉しくて楽しいという気持ちが大きくなっていきました。私が人のために出来ることってなんだろ?と立ち止まったときに、自分にはバルーンの知識があることに気づきました。そして回り道して色々学んだことがバルーンショップを運営していく事に大きく役立つことにも気づきました。
これからも自分のワクワクを忘れずに、おくる方も、もらう方も、みた人までもワクワクする!人の笑顔や気持ちを想像しながら、バルーンを通して想いを伝えるお手伝いが出来たら幸せです